チェーンメイル ビザンチンチェーンの作り方

チェーンメイルとは

『チェーンメイル』は、チェーンは「鎖」、メイルはフランス語で「編目」を意味します。和名を「鎖帷子(クサビカタビラ)」といい、昔は防具を作る技法として用いられていました。また、丸リング(丸カン)を組み合わせて編んでいくテクニックのことを『チェーンメイル』と呼びます。世界中に伝統的な編み地が1,000以上あるといわれており、金属素材とは思えないほど、しなやかに揺れ、身にまとえるほどなめらかでありながら、防具としての丈夫さも兼ね備えています。時を経て、『チェーンメイル』は、クールでスタイリッシュなジュエリーデザインに用いられるようになりました。

材料は、丸リング(丸カン)だけ!作り方は、単純な手順の繰り返しなので、どなたでも簡単に作ることが出来ます。

ビザンチンチェーンの作り方メニュー

ビザンチンチェーンの作り方

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編みはじめを分かりやすくするために、テグス(または糸)で輪っかを作り、編み始めのリング2コを通す。

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2コ1組で、3組のリングをつなぐ。

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3組目のリング(ゴールド)をそれぞれ外側に倒す。

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1のテグス(または糸)を持ちながら、2組目のリング(ブロンズ)をそれぞれ外側に倒し、倒した2組目のリング2コの間から、3組目のリングを引き出し、4組目のリング(イブシ)をつなぐ。

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4組目のリングに、5組目(ゴールド)と6組目(ブロンズ)のリングをつなぐ。

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6組目のリングをそれぞれ外側に倒す。

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5組目のリングもそれぞれ外側に倒し、倒した5組目のリング2コの間から6組目のリングを引き出し、7組目のリング(シルバー)をつなぐ。

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7組目のリングを1組目のリングとして、2組目から7組目までを繰り返し編み付ける。

POINT

リングをきっちりと閉じながら編み進めましょう。

リングの開閉に便利な工具

丸リング・小判リングの開閉には、先が細くつまむことができるプライヤーやラジオペンチを2つ使用します。同じプライヤーを用意する必要はありません。小さなリングをつまむことが出来れば、異なる工具2本でOKです。

小さくて細いリングの開閉には先の細いプライヤーを、太くて強度のあるリングの開閉には、リングの太さや強度に合わせて選びましょう。

指カンの使い方

指カンの溝の太さに合う位置に、丸リングまたは小判リングを差し込み、プライヤー等で輪の切れ目部分を前後にずらす様にして開きます。
閉じる時は、そのまま元に戻して閉じます。

ビーズファクトリーの『指カン』

ビーズファクトリーでは、株式会社MIYUKIの指カン(H809)を取り扱っております。適度な重厚感があり、とてもしっかりしています。様々なリングの太さに対応できるよう、5種類の溝が用意されています。

「指カン」を装着する指は特に決まっておりませんが、利き手でない方の指に装着し、利き手でプライヤーなどの工具持ち、使用すると良いでしょう。

ビザンチンチェーンにおすすめの丸リング(丸カン)

チェーンメイルをするうえで、重要なポイントは、それぞれのデザインに適したサイズの丸リング(丸カン)を使用すること。リングの太さ(線経)と穴径などによっては、上手く組み合わない場合があります。オリジナルのデザインで作る際には、使用するリングのサイズにご注意ください。
MIYUKI社の丸リングは、適度な硬さがあって型崩れがしにくく、色剥げにも強い高品質なリングですので、チェーンメイルに最適です。

K539 (0.7×5mm) 丸リング(丸カン)

K664 (1×8mm) 丸リング(丸カン)

チェーンメイルのレシピ

無料で、必要な材料や作り方を公開しております。パソコンやスマートフォンでいつでも、作り方を見られる便利な無料レシピです。チェーンメイルの技法を使って、アクセサリーの手作りをお楽しみ下さい。

※掲載内容は公開時のものです。価格やパッケージ、ビーズ・パーツの在庫状況によって類似カラーへの変更をする場合があります。