3サイズで作るブレスレット。サイズ違いを使いこなす
MIYUKIビーズの中でも、サイズ展開豊富な、ティラビーズ、デリカビーズ、スクエアビーズ、トライアングルビーズ。今回は、これらのMIYUKIビーズ、同形3サイズで作り上げる、繰り返し模様のブレスレットのレシピをご用意しました。また、今回レシピに使用した、各形状の よもやま話も盛り込みましたので、MIYUKIビーズ ファンの方に楽しんで頂ける特集です。
3Size Recipe Menu
スクエアビーズ
「スクエアビーズ」は、1983年にMIYUKIから発売されたビーズです。
立方体のビーズで、キューブビーズとも呼ばれています。断面は正方形に近い形ですが、穴は丸ですので、ビーズの穴の中に色をつける、中染や銀引き(シルバーライン)加工されたビーズはスクエアビーズの中でも特徴のあるカラーです。
「スクエアビーズ」の色は、【SB】から始まる番号が付いています。SB402 など、数字を付けて検索すると見つけやすいですよ。
3つのサイズのスクエアビーズを使用して作るブレスレットです。キューブ形のスクエアビーズがタイル模様に並んだ可愛らしいデザインです。お好きなカラーのビーズでお作りください。
色違いを作ってみよう
多色使いのデザインを作ってみよう
色をたくさん使ったデザインは、カッコイイけど……難しい――?
いえいえ、そんなことはないんです。
レシピのブレスレットは、ひとつのモチーフをふたつの色違いで交互に並んだデザインです。
同じ色味の加工違いを使ったり、サイズ違いを使ったりの、組み合わせで出来ています。
(写真左)透明感のあるグリーンをギョクつや消しへ、フルコートのブロンズを銀引きへ、ギョクのオレンジを明るい銀引きへ、マットなグリーンを艶のあるタイプへと、ひとつ目に使用した類似色で異なる加工を使用。
(写真右)白の4mmを1.8mmへ、黒の3mmを1.8mmへと、サイズ違いの同色を使用した部分と、淡いゴールド系の3mmをマットな4mmへ、シルバー系3mmを4mmへと、サイズ違いの類似色を使用。
ひとつ目のパターンに使ったビーズに、どこか似たところがあるビーズを、ふたつ目のパターンに選ぶと、思いのほか上手くまとまります。サイズ展開が豊富なビーズは、こういったデザインに向いています。
デリカビーズ
「デリカビーズ」は、1982年にMIYUKIから発売されたビーズです。ドーナツのような丸みのある、従来のシードビーズ(丸小や丸大)とは、まるで異なるシリンダータイプのガラスシードビーズです。ビーズの穴は大きく、ガラスの壁は薄い為、穴に何度も糸を容易に通すことが出来ます。その特徴から、デリカビーズ織りが生まれ、様々なテクニックが開発されました。現在では、ビーズステッチをはじめ、刺繍・編み物・デコへとMIYUKI デリカビーズの活用用途は広がっています。
MIYUKI デリカビーズは独自のカット技術や加工技術によって、割れや欠けが少なく、均一な形状をしています。MIYUKI が自信を持って製造しているこのデリカビーズは、品質の良さにより、最高級のシードビーズとして世界中から認められています。
「MIYUKIデリカビーズ」 の色は、大きさごとに【DB】【DBM】【DBL】の後に数字が付いたものになります。DB2065、DBM861、DBL249などで、欲しい番号を付けると探しやすいですよ。
おなじみMIYUKI デリカビーズの3サイズで、ブレスレット。スクエアビーズで作ったブレスレットと類似の作り方です。スクエアビーズのブレスレットは、1パターンで使うビーズは4粒ずつでしたが、このブレスレットでは6粒ずつで編みます。モダンなフラワー模様のように仕上がります。
デリカビーズを越えるデリカビーズ
今回のレシピには使用していませんが、デリカビーズ DBサイズより小さなDBSもあるんです。
「デリカビーズ プレシジョンカット (DBS)」は従来とは異なる方法でカッティングされた、さらに高品質なビーズです。フリンジやネックレスなどに、15/0 プレシジョンカットを用いた場合、その品質の良さが際だちます。MIYUKI のカッティング技術を実感できるビーズです。
3サイズを使ったジオメトリック模様の、ブレスレット。うんとオシャレな配色でお楽しみください。
ティラビーズ
「ティラビーズ」は、2010年にMIYUKIから発売されました。美しい切断面の2ホールビーズです。広い面で光を反射するので揺れるアクセサリーに、大胆な輝きを与える事が出来ます。連続したデザインで使用することで、テラテラとした上品な光の反射を楽しめます。MIYUKIのティラビーズは、海外のハンドメイドファンに爆発的な指示をうけ、1/2の「ハーフティラビーズ」や1/4サイズの「クォーターティラビーズ」などの、ファミリー形状が増えました。3サイズを組み合わせて使うのに最適なビーズです。
「MIYUKIティラビーズ」の色は、大きさごとに【QTL】【HTL】【TL】の後に数字が付いたものになります。QTL260、HTL191、TL2035などで、欲しい番号を付けて検索します。共通の【TL】でTL2035など、同じ色のサイズバリエーションを調べやすくなります。
トライアングルビーズ
「トライアングルビーズ」は、1978年にMIYUKIから発売されたビーズです。
三角形の角が取れたような切断面のビーズで、ただ通しただけでも表情のあるラインが作れます。また、複雑に編み込んだときに”しっくり”気持ちよく並びます。角の取れた部分(=丸いガラスの頂点)がレンズのような効果をもたらし、柔らかい光の表情が特徴です。カットビーズと合わせて使用することで、カットビーズの輝きが増したかのように見える効果もあります。
「トライアングルビーズ」の色は、【TR】から始まる番号が付いています。TR2432など、数字を付けて検索すると見つけやすいですよ。
3つのサイズのトライアングルビーズを使用して作るブレスレットです。スパイラルロープの技法で作るブレスレットは、少しボリュームがあってゴージャスな雰囲気に仕上がります。光の反射がきれいな銀引き加工のトライアングルビーズがオススメです。
スパイラルロープの動画
編み始めたらクセになる「スパイラルロープ」。まずは、動画で基本を覚えて、トライアングルビーズで作品作りを楽しみましょう。
ロココカラーシリーズ
トライアングルビーズの中でも「ロココカラービーズ」とカテゴライズされた色があります。18世紀の気品漂う輝きを持つシリーズです。当初、ほんの数色、1サイズのみの発売でしたが、すぐに人気に火が付き、サイズ展開や色のバリエーションが続々と増えました。今でも愛用者の多い「ロココカラービーズ」は、ハンドメイドの作品を、より豪華に、より装飾的に仕上げます。
※掲載内容は公開時のものです。価格やパッケージ、ビーズ・パーツの在庫状況によって類似カラーへの変更をする場合があります。