曲線や立体も作れる フラットなティラビーズ

四角いタイルみたいな形のティラビーズは、2つの穴が特徴的。長さの異なる3種類のサイズがあり、ユニークなラインや立体的なモチーフ作りも楽しめます。広い面を使ってビーズ刺繍や貼り付けパーツとしても活躍するビーズです。

2つのビーズ穴に沿って片方の面にわずかな膨らみがあり、どちらを表に出すのかによって、異なる光の反射が楽しめます。面を気にせず、ランダムに通して使っても表情のある作品に仕上がります。
正方形のティラビーズ、長さが1/2のハーフティラビーズ、長さが1/4のクォーターティラビーズの3サイズ展開。カラーバリエーションも豊富で、同じ幅と厚さの揃った3種類のビーズを組み合わせると、作品作りの幅がグンと広がります。

ティラビーズ

名称:ティラビーズ(Tila Beads)
短縮表記:TL
サイズ:約5×5×1.9mm(幅×長さ×厚さ)
穴の大きさ:約0.75~0.85mm
原作国:日本
原材料:ガラス

名称:ハーフティラビーズ(Half Tila Beads)
短縮表記:HTL
サイズ:約5×2.3×1.9mm(幅×長さ×厚さ)
穴の大きさ:約0.75~0.85mm
原作国:日本
原材料:ガラス

名称:クォーターティラビーズ(Quarter Tila Beads)
短縮表記:QTL
サイズ:約5×1.2×1.9mm(幅×長さ×厚さ)
穴の大きさ:約0.75~0.85mm
原作国:日本
原材料:ガラス

Story from MIYUKI

ティラビーズの魅力について聞いてみました。

二世代に渡って完成したTILA

ティラビーズは二代目の「ビーズは、丸くなくてもいいし、穴は1つでなくてもいい。」そんな新しい発想からデザインのアイデアが生まれました。当時の製造設備では、実現することが難しかったため、三代目に思いが引き継がれ、試行錯誤の末に10年かけて完成し2010年に発売したビーズです。

2つ穴で平らなティラビーズは、デビューすると瞬く間に世界中のビーズ愛好家を夢中にさせ、その後マルチホールビーズが世界中で一大ブームとなりました。
面の広いティラビーズは存在感があり、ビーズステッチはもちろん、ビーズ刺繍など様々なビーズワークに幅広く楽しんでいただけます。

表現の幅が広がる、半分のサイズのハーフティラビーズ、1/4のサイズのクォーターティラビーズが誕生したのも、新しいビーズワークの幅をもっと広げたいという思いから。
切断面もフラットで美しいティラビーズは、並べて使うとぴったりと収まり、ゴム糸に通すだけのブレスレット作りも大変人気があります。

3つのサイズを組み合わせるとより一層作品作りに面白さが増すユニークなティラビーズをぜひお楽しみください。

取り扱いカラー

TL

HTL

QTL

Inspirations

今ではハーフ・クォーターも発売され3サイズになったティラビーズ。最初にみたのは5×5mm、ペタンとした正方形のティラビーズだった。
それまでビーズといえば、真ん中にひとつ穴が開いて丸みを帯びたものをイメージするのが一般的だったのに、角ばった平たい、しかも穴がふたつあるという今までのビーズの概念を一変させる代物。
通しただけでは安定しない?ボリュームを出すにはどうしたらいい?どのビーズと相性がいい?様々なイメージを膨らませながら眺めていると、そのスッキリ、キッチリとした姿がどこか潔癖な印象のこの個性派ビーズをどんどん触ってみたくなってきた。
後に発売となったハーフティラビーズ、クォーターティラビーズはより繊細で緻密な作品ができるのでは。作品作りが楽しみでならない、特別な存在のビーズになりそうな予感。

通してみる

まずは3サイズそれぞれを2色交互に通してみる。
ペタンとした平面が気持ち良く整列する。
なんともかわいいボーダー柄の出来上がり。

デリカビーズと合わせて通してみる。
DBMのペヨーテステッチの間に入れたり、DBを入れたり入れなかったりでウェーブ状のストリングに。

形をつくる

テグスを通していろんな形・記号・数字にチャレンジ。
作っていくうちに、何でも作れる気がしてきた。

包んでみる

立体にするにはどうしたらいいのか…。
ビーズレーシングのモチーフを2枚作ってはぎ合わせてみる。

中に入れるパーツのサイズに合わせて編み進めるのもいい。
平面がしっかりパーツに沿ってくれる。

貼ってみる

最も平面がいかされるのは”貼る”だろう。
角があるので整列しやすく、3サイズ合わせて使うのもいい。
もちろん刺しゅうにも応用できる。

After Inspirations

通すを楽しむ

ピカソカラーのブレスレット

ふたつの穴にそれぞれゴムを通しただけの簡単テクニック。3サイズのティラビーズを使用して、いろんなラインを表現してみる。
ペタンとした表面がしっとり、着け心地もよく、重ね着けして色で遊んでみるのもおすすめ。

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ティラビーズのバンチネックレス

スレンダービューグルビーズを中央部分にはティラビーズと、ネック部分には丸小ビーズと合わせて束にしたバンチネックレスに。
面積の広いティラビーズを中央に使うと簡単にボリュームが出せる。片方の穴だけ通したものは、ヒラヒラと軽やかで、スレンダービューグルビーズの効果もあり、重たいイメージを与えない。

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マルチカラーのラップブレスレット

3サイズのティラビーズを使ってコードアクセサリーにもチャレンジ。ポップなカラーで気分も上がる色合わせ。
ダークカラーやメタリックカラーで落ち着いた大人のブレスレットも作ってみよう。

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テグス編みを楽しむ

バンブーカラーのサークルモチーフ

クォーターティラビーズとスクエアビーズを、中に入れるパーツに合わせながら4周したモチーフを2枚作り、スレンダービューグルビーズではぎ合わせる。形が整い、程よい重量感。このカラーだと藤や竹細工のようなテイストの繊細なモチーフになる。
ペンダントトップやインパクトのあるリングに仕立ててみるのもいい。

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ハーフティラのカーブピアス

湾曲パーツの上下にコットンパールがついたジュエリーライクなピアス。
パーツはテグスを通して自由自在に形を作ることができるので、アレンジも楽しめる。上下を逆に金具に取り付けると、また違った雰囲気に。

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湾曲モチーフの作り方

テグスを30cmに切り、ハーフティラビーズ(HTL191)・デリカビーズ(DB31)・コットンパール/6mm、8mmを図のよう編む(★=編み始め、テグスの中心)。

デイジーのチェーンネックレス

クォーターティラビーズの内側に6mmのプラスチックビーズ、外側にデリカビーズを1粒ずつ通すと、可憐に咲くデイジーのモチーフに。
葉をプラスしてネックレスに仕立てます。ブレスレットやイヤリングもおそろいで作ってみよう。

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スクエアモチーフのコースター

モチーフを16枚作り、外枠のビーズを足してつなぐ、2ホールならではの作り方が楽しめるコースター。
スクエアビーズを入れると角が極立ち、フラットな面がいきてくる。もっと大きく作ったり、いろんなドイリーを作ったりして楽しむのもおすすめ。

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モチーフの作り方

テグスを50cmに切り、ティラビーズ(TL413FR)・ハーフティラビーズ(HTL413FR)・スクエアビーズ(SB2021/1.8×1.8×1.8mm)・スレンダービューグル(SLB413FR/3mm)を図のように編む(★=編み始め、テグスの中心)。

ビーズステッチを楽しむ

パステルカラーのパールリング

ペヨーテステッチでリングを編んで、丸特小ビーズで上下を縁取ります。中央に半丸パールを接着して出来上がり。
ペタンとした平面は、指まわりにピタッとフィットして着け心地もバッチリ。段数や配色を変えてアレンジもしやすい。

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フリルスカートの女の子

ペヨーテステッチで筒状の胴体を作り、下部にチュールのスカートに見立ててティラビーズを5段つけます。ピンで手・足をつないだら、かわいい女の子の出来上がり。
チェーンをつけてネックレスやチャームに仕立てよう。

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貼るを楽しむ

お花模様のコンパクトミラー

平らな面を利用して、コンパクトミラーにティラビーズでお花をデザインして貼ってみる。余白はハーフティラビーズを足して埋めていくといい感じ。
モザイク柄や幾何学模様など、いろんなデザインで楽しめそう。

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ビーズ刺繍を楽しむ

ティラトリオの刺繍

3サイズのティラビーズを規則的に配置し、スクエアモチーフに刺繍。
落ち着いたカラーのティラビーズにスペシャルコーティング(真空蒸着)を入れると華やかで効果的。平らな面に丸特小ビーズの柔らかな曲線を入れて全体をまとめます。

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パッケージと粒数

Online shop

オンラインショップでは、3種類のパッケージからお選びください。

7g入りブリスターパック

袋入り約8g

袋入り約10g

Fukuyama store

ビーズファクトリー福山店では、7gのパック売りです。

注意事項:ガラスが薄く繊細なビーズです。割れや欠けにご注意ください。

編集後記

実を言うとティラビーズを初めて見た時、なんと厄介なビーズができたもんだ…、と良い印象ではなかったのです。
2回通さないといけないし、安定させるのは難しいし、なんと手間の掛かるビーズなのか。
しかし不思議なもので使っていくうちにどんどんハマっていき、今では1番よく使うビーズになっている。
手間の掛かる子ほどかわいい、とか恋愛においてたまに聞く感情変化にも似ているかも。
今のところティラシリーズは私の1番好きなビーズです♡

(遠藤)

2010年の開発当時に初めて見たティラビーズは、平らで大きく、四角で穴が2つ。
こんな形状で、しかも穴が2つあるのにどうやって使うの?って思っていたけど、出来上がった作品を見て「ビーズファクトリーのデザイナーってやっぱりすごい!」と再認識したことを思い出す。
今では世界中のビーダーに愛されるまでになった素晴らしいティラビーズだが、「平ら=ティラ」という発想で付いた名前ということは、ここだけの秘密にしておきたい。

(MIYUKI先生)

シードビーズプレス
シードビーズプレス

ティラビーズのキット

ティラビーズのレシピ

※掲載内容は公開時のものです。価格やパッケージ、ビーズ・パーツの在庫状況によって類似カラーへの変更をする場合があります。