糸通しビーズの使い方
『穴の小さなシードビーズがいっぺんに沢山通せる!』
『準備や片付けが簡単!』
『保管や管理がしやすい!』
そんな良いこと尽くしなビーズが糸通しビーズです。
たくさんのビーズを通したい時、ひと粒ずつすくって通すよりも早く通すことができるので、ビーズクロッシェでは、多くの方に親しまれ愛用されています。
糸通しビーズとは
シードビーズの商品形態の1つに、ビーズを糸に通した状態で販売している『糸通しビーズ』があります。
『糸通しビーズ』は、糸に約1mのビーズが通して束状にまとめられた状態のビーズです。
1mの他に、5m、10mなど徳用の糸通しビーズがあります。
5m=1m束×5コ、10m=1m束×10コといった感じで、 全て1mのビーズ束×個数になっており、1m束が房状にまとめられた状態になっています。
『糸通しビーズ』を便利に使うためには、ハサミは使用せず、手で束をほどいて糸に通ったままで使用します。
糸を切ってしまうと糸通しビーズの利点がなくなってしまうのでご注意ください。
糸通しビーズの使い方 メニュー
ほどき方
tech1
房になっている根元を見ると、1m束が結び糸で束ねられているのが分かるので、ゆっくり結び糸から1m束を1つだけ引き抜きます。
結び糸の色は、2種類あります。
糸通しビーズの結び糸は、白糸と黒糸があります。
どちらも同じ方法で結んであるので、ほどく方法も同じです。
tech.2
1m束の糸通しビーズを糸が上になるように持ちます。
tech3
ビーズ束の根本を見ると、結び糸で束ねられているのが分かります。結び糸がもつれていると上手く引き抜けない場合があるので、結び糸のもつれがあればなおしてから引き抜きます。
tech4
結び糸を外すと、束がほどけます。
一気に持ち上げると糸からビーズが抜けてしまうので、糸通しビーズの糸の両端2本を持ってほぐします。
tech5
糸端からビーズが抜けないように片方の糸端の1番端っこのビーズ1粒を巻き込むようにしてひと結びします。
そうすることで、ストッパーになってビーズが抜けていくのを防いでくれます。
ここまでで準備完了です。
tech6
ビーズを使う時は、ストッパービーズと反対側から使用します。
使い終わったら
使い終わった糸通しビーズは【5】と同様に、糸端の1番端っこのビーズ1粒を巻き込んでひと結びしてビーズが抜けないようにストッパーにします。
使い方
糸通しビーズは、糸やテグス、ナイロンコートワイヤーなどに簡単なステップで沢山のビーズを簡単に通すことがで出来ます。
糸に通す方法
1種類のビーズを通す場合
※糸通しビーズに使用されている細い糸は切れてしまう可能性があるで、ビーズクロッシェに使用できません。
必ずクロッシェ専用糸に通し変えて使用します。
tech1
クロッシェ専用糸と糸通しビーズの糸をはた結びして、両方の糸端は切らずにそのまま残しておきます。
■はた結びの方法はこちら
tech2
糸通しビーズの糸からクロッシェ専用糸にビーズをスライドさせて通していきます。
多種類のビーズを通す場合
針穴が大きなビッグアイニードルを使用してビーズを通します。
tech1
ビッグアイニードルの針穴にクロッシェ専用糸を通します。
tech2
糸通しビーズの端から必要数のビーズをビッグアイニードルですくいます。
tech3
すくったビーズをビッグアイニードルからクロッシェ専用糸にスライドさせ、通したビーズから糸通しビーズの糸を引き抜きます。
tech4
tech2~3を繰り返して、多種類のビーズをクロッシェ専用糸に通していきます。
テグスやナイロンコートワイヤーに通す方法
テグスやナイロンコートワイヤーなど、張りのある素材にビーズを通す時にも、糸通しビーズを使うと簡単に通せます。
tech1
糸通しビーズの端から必要数のビーズをテグスやナイロンコートワイヤーですくいます。
tech2
テグスやナイロンコートワイヤーに通したビーズから糸通しビーズの糸を引き抜いて通していきます。
収納方法
糸通しビーズは糸1本にまとまっているので、後片付けも簡単!
バラビーズのようにビーズをすくう作業は必要ありません。
使い終わったら、端のビーズをひと結びして、そのまま容器に入れて保管ができます。
ビーズが混ざる心配がないので同じケースに他種類のビーズを入れることも可能です。
また、次使うときにケースからビーズを取り出すのも簡単スムーズです。
量を容易に量ることができるので、残量がすぐ分かり管理もしやすく便利です。
便利で、使い勝手の良い『糸通しビーズ』。
「シードビーズを1粒ずつ通すのが苦手」
「片付けや準備が大変」
「収納や管理を楽にしたい」
そんな悩みを持っている人に、ぜひ試してもらいたいおすすめのビーズです。
※糸通しビーズは、丸小ビーズ(11/0)・丸大ビーズ(8/0)・3カットビーズ・六角ビーズ(8/0、11/0)・竹ビーズ(1分竹、2分竹)・トライアングルビーズ(10/0)の一部のビーズにある商品形態です。
全てのシードビーズにある商品形態ではありませんので、ご注意ください。