はた結び

「はた結び」が苦手で、すごく長い糸で「ビーズ織り」をしていませんか?
“長い糸が絡まって使いにくい、、”そんな時は、「はた結び」にチャレンジしてみましょう。

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1.「はた結び」とは

2.動画と写真で覚える「はた結び」

3.ビーズ織りにおける「はた結び」のタイミング

4.少しのチェックで、気が楽になる「はた結び」の位置

5.ビーズ織り歴別「はた結び」3タイプ

「はた結び」とは

「はた結び」は、糸をつなぐ結び方で、一般的なつなぎ方より”結び目”が小さく、ほどけにくい結び方です。

「はた結び」漢字で書くと「機結び」。
”結び目”が小さいので、機械の穴も通るし、ほどけない。
機械巻きされる「大巻の糸」で、見かけることもありますね。
ミシンの糸交換の際にも、便利です。
編み物の毛糸をつなぐ際にも、使われます。
幅広く利用される結び方です。

そんなプロも使う「はた結び」。
たて糸・よこ糸・ビーズ針。
たくさん入り組むビーズ織りには、欠かせない結び方です。
覚えておいて損は無いです。

動画と写真で覚える「はた結び」

動画で覚える「はた結び」

写真で「はた結び」

【tech1】
新たに繋ぐ緑の糸(以下、緑の糸)を、元の紫の糸(以下、紫の糸)下に交差します。

【tech2】
糸を重ねた部分を親指で押さえます。

【tech3】
緑の糸をぐるりと回し

【tech4】
緑の糸と紫の糸の間に通します。

【tech5】
引き締めながら親指の先に輪を作り、親指で押さえます。

【tech6】
紫の糸を輪にした緑の糸に通します。

【tech7】
親指から緑の糸の輪を外し、紫の糸先が抜けないように、親指で押さえます。

【tech8】
紫の糸をつまんだまま、写真の緑の糸を引っ張ります。

【tech9】
ある程度、引き締まったら、両方の糸を持ち、引き締めます。

【tech10】
余分を切りそろえます。

【tech11】
出来上がり。

ビーズ織りにおける「はた結び」のタイミング

横に置いたビーズが拾いにくくなったら、糸交換のタイミングです。
ギリギリまで、糸をずらしたり、織機を動かせばなんとかなったりしますが…。これくらいを限度にしましょう。

針を抜き「はた結び」で、糸をつなぎ、繋いだ糸に針を通します。
織り幅の大きなシートは、1度に通す糸が長い分。
早めに糸をあててみて、『あと何回糸が通るか』確かめましょう。

少しのチェックで、気が楽になる「はた結び」の位置

糸を2本以上使って織る時、必要となる「はた結び」。
実は、結び目の位置にこだわるだけで、ほんの少し気が楽になります。
よこ糸(針)を戻す時に、結び目がくるようにすると、 織る作業がスムーズ。

“結び目”の位置合わせ

短くなった糸を、シートの右側でカットします。

カットした糸先に新しい糸を「はた結び」で繋ぎます。

余分を切りそろえる。
ビーズのシートの少し右側に、”結び目”が来ます。

ビーズの中に”結び目”がないため、よこ糸(針)を通す際の引っかかりが無く。
結び目を通し、隠すだけ。
次の作品を作る時、チョット位置を気にしてみてくださいね。

ビーズ織り歴別「はた結び」3タイプ

『”はた結び”どうしていますか?』当店のスタッフに聞いてみました。

Type A 「強行突破」ビーズ織り歴5年

残りの糸が短くなったら、位置を気にせず「はた結び」。
”結び目”が小さいところが「はた結び」の良いところ。
”結び目”が折り込まれるまで、引っかかりがあるけど気にしない。
もつれたら根気でほどくか、やり直します。

Type B「未来を見据えて」ビーズ織り歴11年

2枚のシートを”はぎ合わせる”作品作りの際に、注意します。
『はぎ合わせ部分』や『糸始末に使う段』に、”結び目”が来ないよう、かなり手前で、残りの糸を確認します。
「この2カ所に、”結び目”が来そうだなぁ」と、思ったら早めに「はた結び」をします。

Type C 「私、失敗しないんです」ビーズ織り歴12年以上

今まで結んできすぎて、もう「はた結び」の失敗なんてしない。
ビーズを通し”たて糸”に固定したまま糸を切り、シートの上で「はた結び」。
よこ糸(針)を戻す際に”結び目”が、通し込める位置に結びます。

熟練すると「はた結び」はこうなるようです。

糸の長さ

「はた結び」の回数を減らそうと、ついつい長い糸で始めがちですが。
一度、もつれると、ほどくのも大変。
ほどいているはずなに、余計にモジャモジャに…。
結局、やり直したり、糸が無駄になったり
好きなはずのビーズワークが、なんだか、楽しくなくなっちゃいますね。

無理せず、扱いやすい長さで始めましょう。
扱いやすい長さは人それぞれですが、
針を持ってない方の手で、通っていく糸をフォローしながら、通せる長さが良いですね。
両腕を広げたくらいの長さが、おすすめです。
イライラしない、ストレスフリーのビーズ織りライフをお送り下さいませ。