ボールチップの使い方【ナイロンコートワイヤーで1本取りの処理】
テグスやナイロンコートワイヤーを使った手作りアクセサリーでは、端の始末に「ボールチップ」を使う機会がよくあります。
テグスやナイロンコートワイヤー、糸を通して作るアクセサリーでよく見かける基礎金具です。ハンドメイドのアクセサリー作りで、頻繁に使用するテクニックです。
このページでは、ナイロンコートワイヤー1本どりでボールチップを使う際の手順を、写真付きで解りやすく紹介しています。
素敵なアクセサリー作りにお役立て下さい。
ボールチップの使い方 メニュー
- ボールチップとは
- 使用する工具
- 【テクニック】
ボールチップとナイロンコートワイヤー1本取りの通しはじめ - 【テクニック】
ボールチップとナイロンコートワイヤー1本取りの通しおわり - 実例別:ボールチップの使い方 リンク集
ボールチップとは
画像のような金具で、テグスやワイヤーを使ったアクセサリーの、端の処理に使用します。 糸端の始末と、ジョイント用のカン(輪)が1つの金具で作れますので、非常に便利な基礎金具です。
ストリングネックレスなどの市販品にも、よく見られる金具です。アクセサリー作りでは、とてもメジャーな金具です。
使用するテグスやワイヤーの太さや、作品のカラーに合わせて選びましょう。
使用する道具
ボールチップは、閉じる際に「プライヤー」や「ベントプライヤー(先が曲がったプライヤー)」を、使用します。ボールチップのサイズに合った先の細いものがおすすめです。
また、カン(輪)を作る際には、美しい丸みを付けるため、先の丸いペンチが必要です。
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ボールチップとナイロンコートワイヤー1本取りの通しはじめ
ビーズの通し始め動画
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ナイロンコートワイヤーにメタルビーズ(つぶし玉)を1コ通します。
端を10cm位残しておきます。
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10cm位残した方のナイロンコートワイヤーをメタルビーズに同じ方向からもう1回通して引き締めます。
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プライヤーまたはラジオペンチで、メタルビーズをしっかりとつぶします。
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ナイロンコートワイヤー(長い方)にボールチップを内側から通します。
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ナイロンコートワイヤー(短い方)も、ボールチップの内側から通します。
もし、アクセサリーの通し始めのビーズが小さく、ナイロンコートワイヤーが通し戻せない場合は、「ビーズに通し戻せないケースの対処法」をご覧ください。
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ボールチップをプライヤーまたはラジオペンチで閉じます。
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ナイロンコートワイヤーにビーズを通し、1~2㎝通した所で短いほうのナイロンコートワイヤーをニッパーまたは万能バサミで切り、続けてナイロンコートワイヤー1本にビーズを通していきます。
ビーズに通し戻せないケースの対処法
ナイロンコートワイヤーを通し戻さない場合。
しっかりとメタルビーズで固定し、メタルビーズから1ミリくらい残してニッパーや万能バサミで切ります。
メタルビーズ(つぶし玉)を、しっかりつぶしていないと、抜け落ちてしまいますのでご注意下さい。
写真左:ナイロンコートワイヤーを、出来るだけギリギリの位置でカットする。ボールチップのカップに収まるサイズにカットしましょう。
写真右:ナイロンコートワイヤーを切り取った後の状態。
その後ボールチップを閉じます。
ボールチップとナイロンコートワイヤー1本取りの通しおわり
ビーズの通し終わり動画
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ナイロンコートワイヤーにボールチップを外側から通し、さらにメタルビーズを1コ通します。
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ナイロンコートワイヤーをメタルビーズに同じ方向からもう1回通します。
※まだ引き締めない。
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通したビーズに隙間が出来ないように、又、きつ過ぎないように気をつけて、メタルビーズをボールチップの中に寄せて行きます。
※メタルビーズをビールチップ側へスライドさせながら、ナイロンコートワイヤーの輪を広げていくと、ボールチップの中にすっぽりメタルビーズが収まります。
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メタルビーズが動かないように押さえてナイロンコートワイヤーを引き締めます。
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メタルビーズをプライヤー、またはラジオペンチでしっかりとつぶします。
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ボールチップの内側に出ているナイロンコートワイヤーの端をボールチップの穴から外側へ通し戻します。ビーズが小さくて(丸特小など)ビーズに通せない場合は、「ビーズに戻さない場合」をご覧下さい。
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切った後、短くはみ出たナイロンコートワイヤーは、ビーズの隙間を広げるように軽く引っ張って、切り端をビーズの中へ隠してしまいます。
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ボールチップをプライヤーまたはラジオペンチで閉じます。
実例別:ボールチップの使い方
使用する材料や本数によって、使い方が少しずつ異なります。
どの使い方も、「ボールチップの閉じ方と丸め方」は同じです。