これから始めるかぎ針編みの基本 ちいさなポシェット

かぎ針編みをこれから始める方にも編みやすい松編みのポシェットを題材に、かぎ針編みの基本を一歩ずつ学べます。

道具や糸の準備から、編み図の読み方、基本の編み方、仕上げやパーツのつなぎ方まで丁寧に解説。
初めてでも安心して作品作りを楽しめる、かぎ針編み入門ガイドです。

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松編みのちいさなポシェット

手しごとのぬくもりが感じられる、かぎ針編みのスマホポシェットです。
軽やかな松編み模様に、ビーズがきらり。
暮らしになじむナチュラルカラーで、装いにもそっと寄り添います。

松編みのちいさなポシェット(グレー)

ナチュラルなグレートーンに、繊細なビーズがさりげなく輝くポシェット。
落ち着いた色合いで、季節を問わずコーディネートに寄り添ってくれます。
木製ループエンドやパールカラーのリングなど異素材の組み合わせに、スクエアビーズと小さなパールを編み込んで、甘すぎない華やかさをプラスしました。

松編みのちいさなポシェット(グレー)
レシピを見る

WEB上で作り方を無料公開しています。必要な材料を購入することもできます。

落ち着いたコーディネートにも自然となじみ、ちょっとしたお出かけや旅行にもぴったりです。

松編みのちいさなポシェット(アイボリー)

やわらかな色味のアイボリーには、生成のコードとアイボリー調のビーズを合わせて、優しくフェミニンな雰囲気に。
明るくナチュラルなトーンに、パールのきらめきがふんわり映えて、気分まで軽やかになりそう。

松編みのちいさなポシェット(アイボリー)
材料を見る

松編みのちいさなポシェット(アイボリー)は松編みのちいさなポシェット(グレー)を参考にしてお作りください。

カジュアルなワンピースやリネン素材の装いにもよく合います。

はじめてのかぎ針編み準備ガイド

針と糸について

今回の作品で使用したレース糸と、編みやすさにこだわったレース針をご紹介します。
針と糸の持ち方は動画でも説明しているので、初心者さんでも安心です。

レース針

やわらかく手にフィットするグリップと、するりと糸をすくえる研磨されたかぎ先で、ストレスのない編み心地を叶えるレース針です。

親指が自然におさまる形状で持ちやすく、初心者さんにも安心。針軸が長めなので、編み目の揃いやすさも◎。
今回はレース針0号を使用していますが、編み目がゆるくなりやすい方には、2号での調整もおすすめです。(レース針は号数が増えるごとに細くなります。)
サイズによってグリップカラーが異なるので、手元を彩る楽しさも魅力のひとつです。

レース針や道具について

レース針やビッグアイニードルなど、かぎ針編み(ビーズクロッシェ)に欠かせないアイテムについてもっと知りたい方は、下の特集もぜひご覧ください。

ビーズ編みで作る パールアクセサリー
ビーズ編みで作る パールアクセサリー

レース糸

今回使用したレース糸は、細やかな模様を美しく引き立てる、上質な細番手のレース糸です。

しっとりとした光沢とやわらかな手ざわりで、編み目のひとつひとつが上品に仕上がります。丸大ビーズや1.8mmサイズのスクエアビーズも通しやすく、ビーズクロッシェにも最適。繊細なレース編みを、ワンランク上の質感で楽しみたい方におすすめの糸です。(ビーズクロッシェスレッドに比べると太めなので、丸小ビーズや丸特小ビーズはおすすめしません。)

もっと知りたい!レース糸ついて

今回紹介したレース糸よりさらに細い糸や、ビーズと糸の色の組み合わせについて、詳しく解説した下の特集もぜひご覧ください

ビーズクロッシェで作る 3つの果物
ビーズクロッシェで作る 3つの果物

針と糸の持ち方

初めての方にもわかりやすいよう、針と糸の持ち方を動画でご紹介しています。
手元の動きを見ながら、自然なフォームを身につけていきましょう。

編み図と基本の編み方ガイド

かぎ針編みを始めてみたいけれど、「編み図って難しそう…」と感じたことはありませんか?
でもご安心ください。最初の一歩を丁寧にサポートする内容を、動画や図解とあわせてご用意しました。

編み図の見方と編み方

かぎ針編みの作品では、図で編み方を示す「編み図」がよく使われます。はじめて見ると難しそうに感じるかもしれませんが、基本記号を覚えればすぐに慣れていきます。
レシピの「松編みの小さなポシェット」の編み図をもとに、編み目記号の意味や編み方を解説します。編み図と照らし合わせながら、少しずつ練習してみましょう。

作り目と鎖編みの編み方

始めに鎖編みで作り目を作る

まずは、鎖編みで作り目を作ります。下の編み図には、作り目の鎖編み36目と立ち上がりの1目(鎖編み)の位置が示されています。立ち上がりの1目は、次の段を編み始める高さを作るための編み目で、鎖編みを1目編みます。続く動画で、鎖編みの編み方を確認しましょう。

鎖編み

針と糸の動きに慣れるのにぴったりの編み方です。
「簡単」と侮るなかれ——作品づくりの土台となる作り目として使われる、基本にしてとても重要なテクニックです。

2段目の編み始めは細編み

2段目の編み始めは、作り目の鎖編み目の1目めを拾って細編みを編みます。下の編み図では、作り目の鎖編みと細編みの1目めの位置を示しています。続く動画で、この細編みの編み方を詳しく解説しています。

細編み

目が詰まった、かためでしっかりとした編み地が編める基本の編み方です。
形がくずれにくく、ポーチや小物作りにもよく使われます。

続けて、2段目を細編みと鎖編みで編む

下の編み図では、細編みと鎖編みの並び(細編み1目、鎖編み2目、細編み1目、鎖編み3目…と続きます)を示しています。先ほどの動画でご紹介した鎖編みと細編みを参考に、続きを編んでいきましょう。

3段目はビーズを入れながら長編みを編む

下の編み図では、3段目の編み方が示されています。まず、立ち上がりの鎖編み1目で高さを作り、細編みを編みます。続いて、ビーズを入れながら長編みを束に編み、さらに細編みを束に編みます。
※「束に編むって何?」と思った方は、細編みと長編みの動画で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
動画では、ビーズの入れ方や長編みの編み方をわかりやすく解説しています。

長編み

細編みの約3倍の高さが一度に編める、かぎ針編みでよく使われる基本のテクニックです。ふんわりとした柔らかな編み地に仕上がるので、ストールやウェアにもぴったりです。

仕上げとパーツのつなぎ方ガイド

糸のとめ方・糸端の始末

作品を美しく仕上げるためには、最後の糸始末も大切な工程です。
しっかり止めて、使っているうちにほどけないように仕上げましょう。
手元の動きを動画で確認できます。

シートのつなぎ方

シートをそれぞれ編み終えたら、縫い合わせて形にしていきます。 どのように縫い合わせるのか、実際のシートを使ってわかりやすく、動画で解説しています。

パーツのつなぎ方

ポシェットの仕立てに欠かせないリングパーツのつなぎ方です。編み上げたシートと、異素材のリングパーツは、意外にも細編みでつなぐことができます。そのつなぎ方を、動画でわかりやすくご紹介します。

コードの長さについて

コードの長さは体格や使い方によって異なるため、レシピにはあえて記載していません。実際にコードを肩にかけてみて、ちょうどいい長さを確認してからカットしてください。
おすすめの長さは、105~115cm。お好みの位置に合わせて調整してみてくださいね。

Recommend

今回の作品以外にも、かぎ針編みで楽しめるアイテムはたくさん。小さなモチーフから始めてみたり、色違いで揃えてみたり。あなたのペースで、かぎ針編みの世界を楽しんでみてください。

※掲載内容は公開時のものです。価格やパッケージ、ビーズ・パーツの在庫状況によって類似カラーへの変更をする場合があります。