同じ作り方で『シンプル』と『ゴージャス』が作れる花編みビーズボール(ゴージャス編)

トレンドの“ビーズリング”や“ビーズネックレス”の手作りの楽しさにハマっている方に、次のハンドメイドにおすすめなのが『ビーズボール』作りです。
アクセントパーツとしても大人気のビーズボールは、アクセサリーにプラスするとグッと可愛らしさがアップしますよ♪

前回の『花編みビーズボール(シンプル編)』に続いて今回は、全く同じ作り方でドレスアップしたビーズボールが作れる『花編みビーズボール(ゴージャス編)』をお届けします。

ゴージャスの秘密は、スペーサービーズ。

丸ビーズの間に“スペーサービーズ”を入れながら編むだけで、編地がグッと華やかになりゴージャスな花編みビーズボールができちゃいます。

丸ビーズと比べて、厚みが薄いドーナツ型のスペーサービーズは、その名のとおり、間(スペース)に入れるのに最適なビーズです。スペーサービーズを組み合わせると品よくアクセントになってビーズボールのランクをアップしてくれます。シンプルな花編みのビーズボールにチャレンジしたら、次はスペーサービーズと組み合わせたゴージャスビーズボールにもチャレンジしてみてください。同じ作り方とは思えない、ちょっと高見えするビーズボールになりますよ。

スペーサービーズを組み合わせた花編みビーズボールの作り方

一見すると難しそうに見えますが、テグスの運びは前回ご紹介した花編みのビーズボールと全く同じです。違いは、丸ビーズと丸ビーズの間に“スペーサービーズ”を入れることだけ。テグスを交差させるビーズの位置なども変わりません。
ゆっくりと落ち着いて手順通りに編み進めると出来上がります。

【必要な道具】はさみ・ものさし
【材料】丸ビーズ・スペーサービーズ・丸玉ビーズ(中に入れるビーズ)・アイピン(丸玉ビーズに通した時に突き出るくらい長さがあればOK)
使用するビーズのサイズやテグスの長さなどは、表を参考にしてください。

スペーサービーズと組み合わせた花編みビーズボールは、丸ビーズだけで作る花編みビーズボールと比べて一回り大きなサイズになります。中に入れる丸玉ビーズのサイズも大きくしてお作りくださいね。

同じ丸ビーズに何度もテグスを通すので、テグスの太さは2号がおすすめです。

※図案は分かりやすくするためにゆるめて描いていますが、実際は適度に引きしめながら編み進めましょう。

【1】

テグスの中心(◇)に[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を5回通し、最後に通した丸ビーズで交差させるところ(★)からスタートします。

交差編みのテクニックはこちら

【2】

外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を4回通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。

花編みのテクニックはこちら

【3】

外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を3回通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。

【4】

【3】と同様にして、外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を3回通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。2回繰り返した後、外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を2回通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。

【5】

外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を3回通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。

【6】

外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を2回通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。

【7】

【6】と同様にして、外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を2回通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。2回繰り返した後、外側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 丸ビーズ1コ]を通し、内側のテグスに[スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ → 既に通した丸ビーズ1コ → スペーサービーズ1コ]を通して外側のテグスに最後に通した丸ビーズ1コを交差編みします。

【8】

アイピンを通した丸玉のビーズを中心に差し入れ、スペーサービーズ1コを間に通しながら既に通した丸ビーズ5コをすくって適度に引きしめて結び、近くのビーズ2~3コにテグスを通しかくして余分をカットしたらできあがり♪

ここがポイント!

■常にスペーサービーズと丸ビーズの10コで花の形を作るようにして、順番に編み進めます。

■中に丸玉のビーズを入れるのは、ビーズボールの形をキレイな球体モチーフにするためです。丸玉のビーズの素材は、パールやプラスチックなどお好きなビーズでお作りください。

■あらかじめ丸玉のビーズにアイピンを通した状態で入れるのは穴の位置が分かるようにするためのプチテクニック。
ピン先が外を向くように編地の中心に差し入れることでビーズボール完成後にビーズの穴を探す手間が省けます。
また、ビーズボールができあがったら、ピンをピン曲げしてそのままパーツに加工ができ、ワイヤーやテグスを通す時はアイピンを抜けばすぐに穴に通すことができる便利な方法です。


※ティーピンでも代用できますが、ティーピンを使用の場合、ビーズボールに仕上げた後でピンが抜けなくなることがあります。そのままピン曲げしてパーツに加工する場合はティーピンでもいいですが、後でピンを抜く場合は、アイピンを使用しましょう。

重ね付けを楽しむビーズリング。

トレンドのビーズリングも、花編みビーズボールをポイントにすると、リッチなデザインに。
サイズ違いや、2種類の花編みビーズボールを重ねてつけても可愛くておすすめですよ♪

色の組み合わせで遊ぶ

一粒デザインのイヤリングは、どちらも丸ビーズだけを編んで作った「シンプルな花編みビーズボール」です。色の組み合わせ次第で印象がガラッと変わるから面白いですね。
2種類の花編みビーズボールをつなげるとボリュームが出て、存在感があるデザインが楽しめますよ。

全部同じ作り方のビーズボールを使っています。

2回にわたって『花編みビーズボール』をご紹介しました。
同じ作り方で色んな表情が作れるので、ビーズの色やサイズ、スペーサービーズとの組み合わせなど、『シンプル』と『ゴージャス』2種類の花編みビーズボール作りをお楽しみください。
できあがった花編みビーズボールで、アクセサリー作りの幅もグンと広がりますよ♪

ビーズはこちらから

色んなビーズボールのある無料レシピを集めてみました。

様々な技法で作るビーズボールのある無料レシピです。

読み物の一覧はこちら