【連載】次の休日、ビーズでなにつくる?

(スタッフ 今川)

No.05 トレンドカラーのピンクを取り入れた フリンジブレスレット。

このコーナーは、“ビーズを愛する皆さんとビーズワークの楽しさを共有したい!”という思いから、ビーズワークのちょっとしたコツなんかもちょこちょこ織り交ぜながら私が最近作ったハンドメイドをラフにご紹介していきます。

キットやレシピを卒業してそろそろオリジナルを作りたいと思っている方のアクセサリー作りのヒントや、とにかくビーズが大好き!という方とビーズでハンドメイドする楽しさを共有できればうれしいです。

最近、雑誌やSNSでよく目にする『ピンク色』。淡い色からビビットな色まで、色んな色調のピンクがトレンドカラーのようですね。

自分のバースデーカラーがピンク系だと最近知ってから増々ピンク色が気になり始め、春から夏にかけて活躍する『ピンク色のブレスレット』を作ってみました。

選んだ材料はこちら。

ピンク色は、光の反射がキラキラきれいなツイストビーズから可愛らしいベビーピンクをチョイス。組み合わせに、ミルキーな白クールなシルバーのツイストビーズと、肌馴染みの良いゴールド系の金具を選びました。

まずはパーツ作りから

シャラシャラとフリンジが揺れるデザインにしたくて、ツイストビーズをティーピンに通してピン曲げする、大量のパーツ作りから。

私はビーズワークを始めたての頃、ピン曲げが大の苦手でした。

というのも、その頃の私の道具は、母が買ってくれたビーズワーク専用のプライヤーと、父が使っていたごっついニッパーの2つだけ。

この2つを駆使しながら無理やりピン先を丸めていたので、思うように曲げることができず、納得のいく仕上がりにならなくていつもモヤモヤ。

そんなある日、いつものようにビーズ屋さんにビーズを買いに出かけたとき、店員さんに何気なく話した『ピンを曲げるのが苦手で・・・』の一言に、『丸ペンチだと簡単にきれいな丸になりますよ!』 と、店員さんが丁寧に使い方をレクチャーしてくださったのが丸ペンチとの出逢いです。

はじめて丸ペンチを試したとき、『こんなに簡単にきれいな丸が作れるなんて!』と驚いたのは今でもよく覚えています。

そのときに即、丸ペンチを迎え入れてからは、ピン曲げの苦手意識はスッカリなくなりました。

そんなことを思い出しながら黙々とピン曲げをしていたら沢山のパーツが出来ました。

▲ピン曲げの丸の大きさを均等にすると、より仕上がりがきれいです。

アクセサリーのハンドメイドを楽しまれている方は、丸ペンチはマストアイテムの1つだと思うのですが、ピン曲げが苦手な方の中に、もしもまだ丸ペンチを試していない方がいたら、ぜひ使って欲しいアイテムです。

驚くほど、簡単にきれいな丸ができあがりますよ。

次にブレスレットのサイズを測ります。

▲少しゆとりを持たせるのも忘れずに!

パーツの準備ができたら、次はブレスレットの出来上がりサイズを決めます。

一般的なブレスレットのサイズは、XS:約15.5cm、S:約17cm、M:約18.5cm、L:約20cmです。

今回は、自分のサイズピッタリに仕上げるので、紐とペンを使って採寸します。

まずは、ブレスレットを着けたい位置に紐をぐるっと巻いたら、交差している部分の2本ともにペンで印をつけます。

▲測ってみると、私は16.5cmがジャストサイズでした。

印と印の間の長さがブレスレットの金具を含んだ仕上がりのサイズです。

ブレスレットの全長が同じ長さになるように、チェーンは、クラスプのサイズ約1cm分の長さ短めにカットしました。

あとは、パーツをつなぐだけ!

カットしたチェーンにバランスを見ながら均等にパーツを付けていきます。

この時、先の細いプライヤーを使うとピンをつなぐ作業がスムーズです。

▲上から見るとこんな感じです。

色の配置に規則性をもたせると、まとまりのあるデザインになるので、ベビーピンク→白→シルバーの順番に、1つのコマに左右3コずつパーツをつないでグラデーションみたいになるように配置しました。

パーツをつなぎ終えたら、チェーンの両端に小判リングでクラスプをつなぐと、ブレスレットの出来上がり。

甘いベビーピンクにキラリと光るシルバーのビーズがアクセントに効いているので、可愛くなり過ぎず、いろんなお洋服に合わせやすそうです。

これからやってくる日差しの強い季節に、手元をキラキラさせて楽しもうと思います♪

アクセサリーのハンドメイドに欠かせない基本の道具

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